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松尾芭蕉は知覚過敏!?

2010.09.29 (Wed)

芭蕉の句に
『結ぶより早(はや)歯にひびく泉かな』
というのがあります。

手に水をすくうと すぐに、清涼な泉の水の冷たさが、
歯にしみるようになってしまった
  という意味だそうです。

芭蕉が47,8歳のときに詠んだ句だそうです。

これから水が冷たくなってくると朝の歯磨きのとき、
ズキンとしみることはありませんか?
いわゆる『知覚過敏』ですね。


①長年にわたって歯ブラシを横に動かすと
歯と歯ぐきの境い目のエナメル質が欠損して
歯の内部の象牙質が露出してしみる場合があります。

この場合は硫酸カリウムの入った知覚過敏用の歯磨き粉を
気長に使うといいでしょう。



②歯周病で、歯ぐきが下がって歯の根の部分が露出した状態になり、
象牙質に刺激が伝わると、しみると感じる場合は

自然に唾液中のカルシウムやリンで、象牙質の開口部を蓋をしようとするので、
その作用を邪魔しないように、
数カ月間は歯磨き剤を使わないで歯磨きをします。

 
また、かみ合わせがうまくバランスがとれず、
同じ歯だけが強く当たっていたり、左右に動かしたときに強いあたりがある場合なども
しみてきます。
 症状や状態に応じてコーティング剤などを塗布したり、
楔状欠損部を充填(じゅうてん)する場合もあります。


『衰えや歯に食いあてし海苔の砂』
という句もあります。

海苔に混じった砂を噛んでしまって、ズキンと痛みを覚え
その瞬間にからだの衰えを感じた
という意味だそうです。

芭蕉は歯周病だったのでしょうか??

少しだけ秋の気配がする夜、芭蕉に思いを馳せてみました。
みかん
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